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細々した間仕切りを無くし開放的な空間の創出 |
所在地: |
京都市左京区 |
計画期間: |
2005.01〜2005.03 |
工事期間: |
2005.03〜2005.05 |
構造/階数: |
RC造 一部SRC造/地上7階建の2階部分 |
主要用途: |
専用住宅 |
改修面積: |
67.20u(20.33坪) |
改修費: |
約550万円 |
内部仕上げ:
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床:バーチフローリング (遮音性能LL-40)
壁:エコクロス
天井:エコクロス |
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下鴨神社の東、高野川に面して建つマンションの一室である。築後およそ20年が経過しており、いたる所でクロスの剥がれやカビの繁殖など、内部の老朽化が著しかった。
当計画では、明るく開放的な空間を創出することを最大の目標としている。 |
そこで、不要な間仕切壁を取り除き、大きな一室空間とすると共に、床や建具・家具に至るまで、部屋全体のカラーを明るい木目に統一することで光の反射率を高め、バルコニーからの光を奥まで導き入れるように計画している。
また、来客への対応の為に完全な個室を設けるのではなく、リビングダイニングの一角に畳コーナーを設け、障子の開閉により個室となるように計画している。この障子は単なる引き違いにするのではなく、L字型とすることで、障子を開けると畳コーナーはリビングダイニングと一体的な空間となる。
マンションリフォームという限られた面積を有効に活用する為、空間を細分化せずに一室空間とする事で無駄なスペースを省いている。それに伴って、浴室や洗面にスペースを割くことが出来、より一層のゆとりある生活を営める空間の創出が可能となる。 |