
■アトリエ外観 シルバーを基調にした現代的なデザイン |
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宇都宮市から車で1時間。栃木県南東部に位置する茂木町(もてぎまち)。人口約15000人のこの町は、サーキット場の「ツインリンクモテギ」がある町としても有名である。
国指定重要文化財である旧羽石家住宅にほど近い、山あいの山頂に、「中山アトリエ」は計画されている。眼下に広がる360度のパノラマ風景は創作活動を行うには、最適であり、自然に囲まれた豊かな環境は、都市部においては得ることの出来ない絶好のロケーションであった。
山頂にある約100坪のアトリエ棟には、3つの機能を内包することが求められた。
すなわち、創作活動を行う”creation space ”、
展示空間として活用を図る”exhibition space”、
そして、収納空間としての”storage space”
の3機能をパッケージ化する必要があった。
私たちは、それぞれのspaceに意味性を付与し、単純な空間構成のなかに有効な空間活用を行うことを試みた。現代的なデザインでシンプルにまとめられたそれぞれの空間は、フレキシビリティを持つとともに実用的な空間として、日々の創作活動を支える装置としての機能を持つに至るのである。
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■建物コーナー 山頂の空を背景に

■外観見上げ

■ホール部分内部
木質を基調とした柔和なイメージ

■アトリエ部分 内部
ガラスアトリエとして機能的なスペース

■倉庫スペース
鉄骨フレームが繰り返す空間
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