計画地は京都南部の田畑の多いのどかな場所に位置する。計画当初、南側隣地には2階建ての家が建ち、残りの三方は空地であった。しかし、北側隣地は分譲に出されており、住宅が建つのは明白であったが、どのようなものが建つのか不確定であり、北側建物の影響を受けない用にプランとしている。
外部はシンプルな長方形のボックスを、鋭角な屋根で切り落とした形態としている。また、内部は外壁で切り取られたスペースの中心に、テクスチャーを替えたコアを挿入する事で空間を構築している。
このコア内部のバスルーム以外には建具を設けず、オープンエアな空間構成とする事で、内部空間を相互にリンクさせている。更に、間仕切壁も徹底して削ぎ落とし、空間分節はコアのみで行っている。
建築場所 | 京都府木津川市山城町 |
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構造・階数 | 木造2階建 |
用途 | 住宅 |
建築面積 | 145.70㎡(44.07坪) |
延床面積 | 105.99㎡(32.06坪) |
竣工年 | 平成19年(2007年) |
建物工事費(税別) | 1720万円(53.6万円/坪) |