引退された医師の診療所をリニューアルし、新たに開業されたクリニックのプロジェクト。
それ故に、限られた予算の中で、既存のイメージを覆し、新しいイメージを作り出す事が求められた。
そこで、エントランスを入り最初に目にする事になる受付、待合いスペースのイメージをガラッと変える事にした。
既存のイメージは、石目の閉ざされたカウンターに冷たい白い壁、静のイメージ。
新しいクリニックは、木のテクスチャーを前面に押し出すこととした。
床は、木調のビニルシート貼りとし、壁面とカウンターには存在感のある白木のアクセントウッドを配した。
また、窓には木調のブラインドを設けた。
そして、カウンター上部の垂れ壁を取り除き、同時に天井面の照明器具の整理を行ない、ダウンライトのみの照明計画とすることで、スッキリとした開放的で明るいイメージの待合い室となるよう設計を行なった。
新しく開業される先生に相応しい空間になったと思っている。
建築場所 | 伏見区小栗栖 |
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構造・階数 | 鉄筋コンクリート造3階建 |
用途 | 内科診療所 |
施工面積 | 227.95㎡(68.95坪) |
竣工年 | 平成23年 (2011年) |
お客様ホームページ | http://www.yamauchi-clinic.net/ |