実大三次元震動破壊実験施設

と言うらしいです。
通称(E-ディフェンス)と呼ばれる、建物を揺らして実験している様子をTVで見たことありませんか?、実験施設の見学に行ってきました。
これは、伝統的構法の設計法作成および性能検証実験検討委員会が主催した公開実験だったんですが、何の為の実験だったか簡単に言ってしまうと、昔ながらの建て方(まぁ戦前と思って下さい)の建物が地震にあうとどうなるか検証するという実験だったのです。
実験施設は兵庫県三木市というところにあり、すごく大きな建物で鉄筋コンクリート造4階建て程度の建物まで実験できる、世界最大級の施設だそうです。
実験は2階建ての昔ながらの建て方をした木造の建物を前後左右に揺らす形で行われました。
極めて稀に発生する地震の大きさだそうですから、神戸の地震程度の大きさでしょうか。
グラグラグラと最初は静かにだんだんと強く揺らされ、建物も大きく右へ左へ傾きます。
建物の中にいたら吹っ飛んでるだろうな、と思うくらい大きな揺れで、柱が地面から浮く現象も見られましたが、建物は倒壊しませんでした。
http://green-arch.or.jp/dentoh/experiment_edefense_2010_71.html
この実験の様子は上記HPで公開されています。
見学して思った事は、バランスよく柱・壁を配置することの重要性です。
何を今更と思いますが、改めて当たり前の事を実感しました。
E-Def.JPG


カテゴリー: 松村隆孝 パーマリンク