私の家履歴 その1

私が今まで暮らした「家」について、何回かに分けて書きたいと思う。
しばし、お付き合いをお願いします。
最初に暮らした家は、堀川蛸薬師を少し上がって1本入ったところにあるアパートで、おそらく鉄骨造かRC造の3階建て、風呂無しの2Kか2DKの間取りだったと思う。
そこで暮らしたのは4歳。幼稚園に入るまでだったので、残念ながら覚えている事は多くない。
岩上神社や三条商店街近くの公園、二条駅で遊んだ事は覚えているが、家の記憶として残っているのは、窓から堀川通を見ていた事、外廊下でビニールのプールや三輪車で遊んだ事、そして階段から転げ落ちた事くらいである。
このアパートは堀川通からちらりと見る事が出来たので、大きくなってからも前を通る度に確認していたのだが、何年か前に建替えられたようだ。
そのアパートと同時にもう一つの家でも暮らしていた。
西陣にある祖父母の家である。
そう書くと「?」な感じだが、京都の商売している家ではよくある事だが、昼間はお店のある親の実家に行き、夜になると若夫婦は別に借りた家に帰るというパターンだ。
私もそうであった。
糸屋を営んでいた祖父の商売を両親が手伝っていたので、朝食を食べた後に、アパートを出発し日中はお店でもある祖父母の家で過ごし、夕食後にまたアパートに戻るという生活だ。
なので、幼稚園も小学校も祖父母の家の学区の学校に通っていた。
明日につづく。


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