木材会館

東京の新木場に行った時に、ひと際目を引く建物があり、思わず立ち寄ってしまいました。

近づいてみると木材会館の文字が。
なるほど。
かつて、材木の貯木場、問屋が集まった東京における木材の中心地であることを思い起こさせるような建物です。
RCの躯体ながら、ふんだんに木材が使用されており、それが独特なデザインとなっています。

近づいてみると、外観に使用されている木材は、通常流通しているようなサイズの角材で構成されており、構造材で使用するような節付きのものも多く使用されていました。

ただ、目に付きやすい壁や天井は節なしのものを選別して使っているようで、節の存在感をあまり感じることなく見ることができます。
また、RC打ちっぱなしのラフな表情にも馴染んで、とても良い雰囲気です。

節ありの木は見える部分に使用するのには少し抵抗を持ちがちですが、他の材料との組み合わせや、使い分けなど工夫次第で、こんなにかっこよく使えるんだなと思いました。

当日は休館日だったので、今度は内部の見学もしてみたいです。


カテゴリー: 徳村暁子 パーマリンク