この日の夜は交流会のみで見学プログラムは終了なのですが、
そこは建築バカの集まりなので、
誰かが「LOG」のバーが23時までOPENしている事を発見。
急遽、タクシーの乗り、滑り込みでお店に入ります。
「LOG」はインドの建築集団、スタジオ・ムンバイ・アーキテクツがインド国外で初めて取り組んだ建築プロジェクトで、昨年の12月にオープンしたばかり。
昭和30年代に建てられたアパートメントを宿泊施設、ダイニングやカフェバー、ショップ、ギャラリーなどに改装したプロジェクトです。
その空間は、自然素材や伝統的な技術を人の手を用いてつくられています。
このカウンターは京都の和紙を柿渋と弁柄、漆塗りで仕上げられています。
床は敷地内の土を混ぜた土間仕上げ。
人の手の跡が残る柔らかい材料の仕上げは落ち着きます。
実は何気にこの日一番感動したのが、この二つ↓
まずは、トイレの換気扇の吸込み口。
なかなか、ここまで気を使ってデザインされた換気扇の吸込み口は少ないのでは。
そして、この排管のあらわしかた↓
リノベーションで天井がコンクリートあらわし仕上げで、配管を露出して仕上げることは定番の手法ですが、これだけ綺麗に整理するとは。
この配管が全て必要なのものだけなのか?装飾のためにだけ加えた配管があったのかはわかりませんでしたが、これは一つにアートです。