ホテル講は、大津百町の商店街に点在する空き家をリノベーションし、ステイファンディングという仕組みを導入したホテルです。
この全く新しいスタイルのホテルは、新たな施設の提案ではなく、観光客とそこに住む人々(地域の文化や風土)を結びつけ、地域活性化を図ることを目的としています。
ホテルでは地域のことを熟知したスタッフさんがお勧めの穴場スポットや歴史を教えてくれたり、歴史ある建物に触れながら泊まれます。
この地域でしかできない体験ですね。
私たちもスタッフさんに日本酒のおいしいお勧めの地元居酒屋を教えてもらい、利用させていただきました。
宿泊した棟は、その昔大旦那が呉服屋を営んでいたとされる近江屋という棟でした。
202号室は、大津祭の本祭で曳山が巡行するのを目の前に窓から見ることができます。
また、ラウンジや客室それぞれに有名な北欧家具が置いてありますのでそれも見どころです。
宿泊した部屋にはハンス・ウェグナーの名作ラウンジチェア「CH22」が置いてありました。
朝食は無添加の郷土食材を使った料理をいただきました。※朝食は別料金です。
最後のうなぎ茶漬けが特に美味でした。美味しすぎて撮影を忘れました…すみません。
カウンターにいっぱい並んだハンス・ウェグナーのCH24/Yチェア、妻は気に入ってしまいました。
茶屋のラウンジではポール・ケアホルムの「PK22」に座りながらお酒を飲んだりもできます。
まだできたばかりの施設であり、地域活性化はこれからかなという印象を受けたところもありますが、数年後また訪れた時にこの施設を中心に商店街が賑わっているのを楽しみにしてます。