先日、奈良建築士会主催の
中村好文さん独演会@奈良国立博物館講堂
に行ってきました。
「レスタウロ」とは
直訳するとイタリア語で「修復」という意味ですが、
現地では建築において、
ただ古いものをなおすということではなく、
古いものに新しい価値をつける
という意味合いがあるようです。
中村さんが28歳で初めて
イタリアシエナの市庁舎へ訪れた際、
レンガ造りの古い建物に
FLOSのモダンな照明、新しく鉄骨で掛けられた階段、
真鍮の手摺の新旧の組み合わせの改修に
大変感銘を受けたそうです。
そして自分が建物の改修を考えることにおいても
「レスタウロ」として捉えている、という冒頭から始まり、
今までの改修の事例をご紹介いただきました。
旬なものでいうと最近オープンした
京都ワコールさんの運営する京の温所の
背景も詳しくお聞きすることができました。
京の温所釜座二条
内容は詳しくは書ききれませんが…
改修でしかできない価値というものを深く追及できるよう、
もっと古いものや歴史のあるもの背景を知りたいなぁ…
と感じた日でした。