焼杉板

先日、静岡県浜松市に
焼杉板の生産現場へ見学に行ってきました。
焼杉板といえば
杉板を焼いた板材で対候性、耐久性があるということから
昔から外壁材として多く使われてきました。
最近はサイディングなどの外壁材が増え、
求める厚みや長さの焼杉板を
生産している会社も少なく、
納期もかかってしまうことが多いので、
採用が断念される場合も少なくありません。
そういった理由で
焼杉板の外壁の家を見ることは少ないのですが、
たまに見かけると、おお!となります。

味があり、かっこいいです。
生産工程は…


良く乾燥させた杉の板を三枚筒状にし、そこに火を付け焼いていきます。
その間、しっかりと火が回るように
人の手で支えて調整して焼いていきます。
5~10分後、全体に焼きあがったら
開いて水を掛け、出来上がりです。
人の手でむらなく焼き加減を調整することで
質の良い焼杉板ができあがるそうです。

こちらでは質の良い焼杉板をつくるために
全て手作業で、
そして、男性の方が扱える最大のサイズの杉板をあつかっているそう。
圧巻でした。。
こちらを見ると、その希少さと納期にも納得です。
材料の生産過程を知るとその材に愛着が持てるかと思います。
出来るだけ、それをお施主さまにも伝えられるよう、
しっかり見て学んでいきたいと感じました。


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