はじめまして/京都小慢(シャオマン)

はじめまして。
5月から入社しました福島と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
先日の大雨の週末、御所北に今年2月にオープンされた京都小慢さんに行ってきました。
雑誌で紹介されていた記事の外観写真を見て、実家の近所の住宅街の中にお店ができている、と以前から気になっていました。
築80年を超える町屋を約2年かけてリノベーションされて、1階で台湾茶や茶道具の販売とギャラリー、2階でお茶の教室をされています。
台湾の茶藝館「小慢(シャオマン)」のオーナーの小慢さん曰く、「台北の店を開いて10年、台湾茶を通して暮らしの中に宿る美しさを提案し続けてきました。京都という異なる空間で表現をしてみたいと思っています」ということだそうです。
実際に訪れてみて、道路から見た外観はよく前を通っていた住宅だった頃とほとんど変わっていないように見えました。
葉書よりひとまわり大きいサイズの和紙の看板がひっそりと掛けられています。

玄関から土間を通り中に入ると、天井や壁に貼られた墨色の黒谷和紙、土壁などの左官仕上げの壁、太鼓貼りの障子と畳。

中 庭の手前には窓の手前に作品が置かれていました。暗めの店内の中、自然光が照明の様な効果をしていました。その日の天候次第でまた違った雰囲気になるのでしょう。

既存の木製建具等や置かれている茶道具と馴染むような、素朴で経年変化がある素材をセレクトされているようです。小さなダウンライトは和紙の天井に合うように製作されたものだそうです。

雨でお客様が少なかったため、白茶とお茶菓子をいただきながら、お店が出来るまでのお話をお店の方にお聞きすることができました。
この日活けられていた紫陽花は、お隣の方にいただかれたそうです。お店が竣工してから、オープン前に町内の皆さんを招かれてお茶会をされたり、工事中からのご近所とのおつきあいを今も続けておられるそうです。

小慢 京都


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