重森三玲邸庭園

先日三重県のちそう菰野のブログを書きましたが、
石畳のデザインがお店のロゴと同じなのをみて
どちらが元なのだろう…と考えていたのですが…

たまたま昔の建築雑誌を見ていたら
ちそう菰野の造園をつくった重森三玲が掲載されており、
よく調べてみると昭和を代表する庭園家で作品も多く、
著名な方だったようです。。知りませんでした。。
京都に自ら設計した建築とお庭がある重森三玲邸庭園(無字庵庭園)が近くにあることを知ったので、
行ってみました。
京都大学の裏、吉田神社のすぐ近くにあります。

非常にモダンな枯山水庭園で
とてもインパクトがあるので、一度みたらその作風がわかります。
京都の東福寺の方丈庭園は見たことがある方も多いかと思います。

ここは建物の設計も自身でされており、
日本建築の代表的なデザインに
重森三玲アレンジが加えられてる部分が随所に見られました。
(写真右)襖は桂離宮の松琴亭の襖デザインから、
左障子は修学院離宮欄干デザインから
というので、冒頭のちそう菰野のロゴは
重森三玲のオリジナルデザインの石畳で、
そこからロゴがつくられたようですね^^
この石畳が取り入れられた庭園もいくつかあるようです。
こんなふうに
少しずついろんなものが関連づいていくのが
建築を知っていく上で楽しかったりします。
予約制ですので、行かれる際は
要問合せです。
重森庭園美術館


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