月別アーカイブ: 7月 2018

忍び返し

防犯対策として屋根の上や塀の上に
よく使われる柵…


忍び返しといいます。
町家でも意匠として使われていることが多く、
町家の場合はお隣とつながる軒の部分に
扇形の忍び返しが使われることが多く、目にしたこことが
ある方も多いはず…。
以前旅行で訪れた
アルハンブラ宮殿で有名なスペインのグラナダ

グラナダのアルバイシン地区は
細く迷路のような坂道に白い建物が綺麗な町並みです。
こちらにも忍び返しのような機能のものがありました。

日本のものほど強固なものではなさそうですが、
なんとも可愛らしい…!
瓶の破片で作られています。
この地区は青く絵付けされた陶器やタイルが有名で、
建物の外壁や表札に多く飾られています。
そうした遊び心からのこの忍び返しかもしれませんね♩

改修現場での忍び返しの検討していた際に
思い出したので紹介させていただきました。


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堂本印象美術館

今年リニューアルした堂本印象美術館に友人と行ってきました。
一枚目の写真はリニューアル前の写真です。

外壁の補修がメインのようです。
外壁の黄色のアクセントと、アプローチのスロープ、美術館前のバス停のデザインによって、元々の建物と比較してみると大分楽しそうな雰囲気に変わったと感じました。


堂本印象美術館


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宮脇壇ドローイング展

神戸のまりづくり会館での
宮脇壇(みやわきまゆみ)のドローイング展に行ってきました。

絵が非常にうまかったといわれている宮脇壇さん。
手書きの図面とスケッチ、パースの原画の展覧会でした。
宮脇壇さんの書籍を何冊か読んだことがあったので、
興味があり、見に行くことに^^
宮脇さんは住宅の設計に対しては
とても深く考えられており、
生活と建築をどれだけ近づけて考えられるか、
ということを常に考えられているようでした。

物心ついたころから
行ったところ、見たものは常にスケッチ…
人の生活における観察力と、「手が考える」といわれる画力の背景を少し見れたような気がしました。

今の自分と同じ年齢の時に書かれた図面とパース。
感慨深いです。。
畏れ多いのですが、
もっと頑張らなければ、と思いました。


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かつて三里舞味のトイレには。。。

トイレを改装中のお客様から、
「トイレットペーパーホルダーを4つほど、取り付けたいんです。デザイン的に」
と相談されました。
その時、頭に思い浮かんだのが、河原町五条を上ったところにある中華料理屋「三里舞味」のトイレブース。
デザイナー、西堀晋氏がデザインしたお店のトイレのペーパーホルダーがとってもインパクトがあって素敵だった記憶がありました。
それを思い出し10年以上ぶりにお店を訪れてみると、記憶と何か違う。トイレも違う。
それもそのはず、大きく改装されていて、トイレのペーパーホルダーも普通になっていました。
やはり店舗の新陳代謝のスピードを、当たり前ですが改めて感じました。
皆さんに紹介したいので、本に載っていた写真を紹介。


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紅葉の剪定

庭の紅葉が元気すぎて素人では手に負えないので、プロの植木屋さんの手を借りて剪定中。
カシッ、カシッと枝振りを見ながら、慎重にしかし躊躇なく枝をおとしていかれます。
暑い日でしたが、1時間ほどで作業終了。
半分以上の枝をおとし、スッキリとしました。
素人ではこんなに大胆に枝を落とせない。
今年の秋が楽しみです。


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祇園祭でしたね

今年の猛暑は、長年京都に住んでますが一番の暑さで参ってしまいます。
そんな中、京都では祇園祭りが行われています。
先祭りは、連休と日程がバッチリ被っていたので、例年以上の人出が予想されますしこの暑さなので、今年はパスしようと思ったのですが、全く無視するのも寂しい気もするので、翌日が平日になる7/16の宵山に周辺部だけ行くことにしました。

周縁部は少し人出もましで揉みくちゃにされずに、お祭りの雰囲気を味わえました。
蟷螂山は西の端にあるので、私は今まで見た事がありませんでした。
人力で動く蟷螂を見る事が出来てよかったです。


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古希祝い

先日、両親の古希のお祝いをしました。
場所は琵琶湖を望むホテルの地上38階にあるレストランです。

階高が3.2mだとしても×38階で121.6m。
100m超えこの高さは京都では体験出来ない高さです。
隼が目線の高さで飛んでいて、興奮しました。
子供たちもはしゃいでいました。
漢字で「古希」、昔は70歳まで生きるのはまれだったのでお祝いをしたのでしょうが、
今どきの70歳はまだまだ若々しくて元気いっぱいな感じです。
ですが、話をしているとやはり、身体の具合の悪い話が出たりするので、それなりに歳を重ねているんだなぁと実感します。
元気でいてくれるのは、有難い事だなと改めて感じた午後のひと時でした。

 
 


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板塀と朝顔

京都は相変わらずの猛暑ですが、朝は自転車で周りを眺めながら通勤しています。
紫野あたりのお宅ですが、横張の板塀と縦に伸びる朝顔が夏らしいなと写真を撮りました。


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農園の東屋

友人の和歌山の実家へブルーベリー狩りに行ってきました。
工務店を経営されていて、毎年お客様に楽しんでもらうためにかなりの敷地にブルーベリーを育ててらっしゃいます。手間のかかるお手入れをきっちりされている姿、すばらしいなと感心させられます。
農園横に建てられた東屋は柱と屋根の建物に葦簀がかけられていて、この屋根の下で過ごすのがとても気持ちがいいのです。屋根の影、風、土、芝だけの空間ですが、汗が滴り落ちることもなく、昼から夕方まで快適にすごせます。心地のよい空間は余計なことを付け加えすぎない事なのかなぁと、毎年ここにくると考えさせられます。


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はじめまして/京都小慢(シャオマン)

はじめまして。
5月から入社しました福島と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
先日の大雨の週末、御所北に今年2月にオープンされた京都小慢さんに行ってきました。
雑誌で紹介されていた記事の外観写真を見て、実家の近所の住宅街の中にお店ができている、と以前から気になっていました。
築80年を超える町屋を約2年かけてリノベーションされて、1階で台湾茶や茶道具の販売とギャラリー、2階でお茶の教室をされています。
台湾の茶藝館「小慢(シャオマン)」のオーナーの小慢さん曰く、「台北の店を開いて10年、台湾茶を通して暮らしの中に宿る美しさを提案し続けてきました。京都という異なる空間で表現をしてみたいと思っています」ということだそうです。
実際に訪れてみて、道路から見た外観はよく前を通っていた住宅だった頃とほとんど変わっていないように見えました。
葉書よりひとまわり大きいサイズの和紙の看板がひっそりと掛けられています。

玄関から土間を通り中に入ると、天井や壁に貼られた墨色の黒谷和紙、土壁などの左官仕上げの壁、太鼓貼りの障子と畳。

中 庭の手前には窓の手前に作品が置かれていました。暗めの店内の中、自然光が照明の様な効果をしていました。その日の天候次第でまた違った雰囲気になるのでしょう。

既存の木製建具等や置かれている茶道具と馴染むような、素朴で経年変化がある素材をセレクトされているようです。小さなダウンライトは和紙の天井に合うように製作されたものだそうです。

雨でお客様が少なかったため、白茶とお茶菓子をいただきながら、お店が出来るまでのお話をお店の方にお聞きすることができました。
この日活けられていた紫陽花は、お隣の方にいただかれたそうです。お店が竣工してから、オープン前に町内の皆さんを招かれてお茶会をされたり、工事中からのご近所とのおつきあいを今も続けておられるそうです。

小慢 京都


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