Published 〜メディア掲載情報〜

ローバー都市建築事務所の設計物件や、弊社代表の野村正樹が執筆するコラムなど、
雑誌や新聞に掲載されている情報のご紹介をいたします。

毎日新聞 2016年01月08日号

毎日新聞 2016年01月08日号
 

きょうと空間創生術 [222]

生まれ変わるリーガロイヤル

毎日新聞 2016年01月08日号 京都市下京区、京都駅西側に位置する「リーガロイヤルホテル京都」。地上14階、地下2階、総客室数482室を有するこのホテルは、大阪万博前年の1969(昭和44)年に「京都グランドホテル」として開業し、築46年を迎えた由緒あるホテルである。現在の名称へと改称されたのは、1997年(平成9)年のことであり、その敷地面積は約9200平方メートルにも及ぶ。

ホテルの屋上にみえる八角形の塔屋のような部分は、最上階にあるフレンチダイニング「トップ オブ キョウト」。京都で唯一の回転展望レストランであり、ガラス張りの壁面越しに、古都の景色を360度楽しむことのできる仕掛けとなっている。

そんな、歴史ある「リーガロイヤルホテル京都」が2月1日から約7ヵ月間の工期を以て、全面リニューアル工事を行う予定となっている。併せて、耐震改修促進法に基づく耐震補強工事も行い、より安全で安心なホテルへと、この秋、新しく生まれ変わる。客室やエントランス・宴会場に至るまで、京都風情と現代的なデザインを取り入れながら、快適で親しみやすい空間創出となるようさまざまな配慮がなされている。

前述の「トップ オブ キョウト」の壁面装飾は、日本で唯一400年続いてきた「唐長」の唐紙師トトアキヒコ氏がそのデザインを手がける。また、「朝から優雅な時間」をコンセプトに地元の食材を取り入れたシェフこだわりの朝食を楽しむこともできる計画となっている。また1階にある、レストランは全200席に拡張され、人気のビュッフェスタイルを円形に独立させ、さらに、目の前で料理を見ることのできるライブキッチンも新設される計画となっている。

これから新しく生まれ変わる「リーガロイヤルホテル京都」。今からそのリニューアルオープンが楽しみである。

 
(株)ローバー都市建築事務所


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