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cafe sweets(カフェスイーツ)


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京都の町家にビストロカフェが誕生しました

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東京の人気カフェグループがオープン!
京都の町家にビストロカフェが誕生しました

東京・青山の「ニド カフェ」や中目黒「ユイット」を手がけた潟Tントラントヌフが、関西に初出店。京町家に、同社らしいフレンチテイストのビストロカフェが生まれました。


レ・トワ・メゾン

1999年にオープンした東京・恵比寿「ヌフ カフェ」、2000年誕生の青山「ニド カフェ」などで、カフェブームの立役者となった泣Cーストミーツウエスト。その後、新たに潟Tントラントヌフを立ち上げ、店舗展開を続ける同グループの最新店が、07年10月に開業した「レ・トワ・メゾン」だ。場所は、京都市上京区の住宅街の一角。格子、一文字瓦、通り庭・・・。古都の情緒と暮らしの知恵がつまった京町家のしつらいを生かしたカフェに、2つのレンタルスペースを組み合わせた複合カフェである。周辺は、応仁の乱で西軍が本陣を置いたことから「西陣」と呼ばれ、織物の町として栄えた場所。同店も、機材商(機織の材料を扱ったり修理をしたりする場所)だった築80年の物件を改装してつくられている。


京町家のもつ魅力と既存店の蓄積を融合

物件との出会いは07年6月ごろ。建築物として京町家に興味を寄せていたサントラントヌフ代表の武田康伸氏が、かねてからの知人である町家倶楽部の財木孝太氏に相談し、紹介をうけたという。賃貸契約を結んだ時点からカフェへの転用を決めていたわけではないが、「住宅に改装すれば3軒くらいとれる広さ」(財木氏)を生かすには、ギャラリーや物販などを併設した複合カフェが最適と判断したという。

メインとなる飲食スペースは、物件の奥行きを生かし、テラス付きのフローリング、畳に洋風の家具を組み合わせた和洋折衷のスペース、中庭を見ながらゆったりすごせる和室と、3つの異なる表情をもつビストロカフェへと改装。中央にキッチンを設けることで、スタッフ2人で全32席に目が行き届くつくりに。そして2階と1階の倉庫部分をギャラリーや休憩スペースなどに活用できる大小のレンタルルームとして使用することを決定した。デザインは、イーストミーツウエストが担当し、町家の設計で数多くの実績をもつローバー都市建築事務所鰍ェ設計をサポート。そして、内装は同社の店舗の魅力の一つである手づくりだ。スタッフやその友人らが、ふすまの張り直しや砂壁の塗り直しなど、泊まり込みで改装にあたった。庭の砂利石も自分たちで敷き、改装費は約1700万円。

キッチンの増設とフローリングスペースの横にコンクリートを敷いたほか、躯体はほとんどそのまま使い、京町家の風合いを豊かに残している。買い足した家具や照明器具が浮かないよう、「テンポス」で中古品を探したり、東京の既存店から流用するなどして、しっとりと落ち着いた空間をつくり上げた。

メニューは、同社の既存店のレシピを踏襲したカジュアルフレンチ。「関西は。東京ほどビストロが浸透していないようなので、もっと身近にフレンチを楽しんでもらえるよう、紹介するつもりで提供していきたい」と、マネージャーの藤川祥子さん。東京では入手できるハーブ類の仕入れが困難であるなど、地域の違いによる悩みも出てきた。しかし「逆に、京都ならではの食材で、この店独自のメニューも開発したいです」と、前向きに地元に根ざした店づくりにとり組む。3月には専任シェフが東京から参加し、メニューもさらに充実した。初年度は年商5000万円を目標としている。