月別アーカイブ: 12月 2018

KH様邸 キッチン設置/石工事

KH様邸、着々と現場は進んでおります。
キッチンが据えつけられました。
お客様とキッチン床に貼る予定のフローリングサンプルを持って大阪のショールームへ行き、床色とのバランスを考えながら決めた扉材の色。バッチリ合っています。
(写真の床には保護シートが貼ってあります。ダークブラウンです。)

リビング壁の一面には大谷石を一部貼りました。
帝国ホテルなどを設計したフランク・ロイド・ライトが好んで多用した柔らかい石で、時とともに風合いがでてきます。柱や梁は既存なのですが、それらの古い材ともとても馴染んでいます。これからの経年変化が楽しみです。


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M邸京町家改修工事/内部造作

M邸京町家改修工事

内部の造作の様子。
1階は主に既存の形をできるだけ残しましたが、
2階は洋室(こども部屋)と寝室。
大壁にし、できるだけ使いやすさを優先させた計画です。

寝室

洋室

洋室の窓際には…

これから大きくなるおこさまの為に
うんていをつけました。
できるだけお部屋に馴染むように
木製のもので製作。

大変よろこんでいただけました(^^)


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M邸京町家改修工事/桔木(はねぎ)

M邸京町家改修工事

2階小屋組の両サイドに
斜めに入る下に垂れた桔木(はねぎ)が見られました。

これは長く突き出る屋根の庇の重みを
てこの原理で支える為の材だそうで、
寺院等の構造に使われたものだそうです。


画像:清水建設HPより

桔木(はねぎ)の先には穴が開いており、
ここに石などをぶら下げて天秤をはかるようです。
昔の大工さんの知恵はすごい…

桔木(はねぎ)を切ってしまうと
屋根の重みを支えきれなくなってしまう可能性があるため、
残したまま、その分天井を下げて
施工させていただくことになりました。

天井を下げるということには抵抗がありましたが、
そのことに対してご理解いただきましたお施主様には
大変感謝です。


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梅が丘の家/軒天(のきてん)

梅が丘の家

軒裏は外部にも強い樹種、米松で仕上げてもらっています。

写真右のグレーの網は通気口です。
屋根面と天井の断熱材との間に
湿気がたまらないように空気の通り道をつくっています。

通常は既製品のものを使うことが多いのですが、
今回は大工さんの手作り。

こだわってつくってくださいました。


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梅が丘の家/天井断熱

梅が丘の家

天井に断熱材が吹かれました。
断熱材には
発砲吹付ウレタン断熱材アイシネンを
採用させていただきました。

現場で吹き付けて、
吹き付けた瞬間に断熱材が膨らむので、
人の手では難しい隙間まで
断熱材を埋めることができます。

施工前
(シートは屋根と断熱材の間の空気層を確保するためのスペーサーです)

施工後

梁の厚み分、しっかり吹き付けられました。


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準棟纂冪(じゅんとうさんぺき)

M邸京町家改修工事

火袋(ひぶくろ)部分には
立派な木組みが残っていました。
このような京町家の通り庭上部の木組み全体を
準棟纂冪(じゅんとうさんぺき)といって
それぞれの部材にも名称がついています。

写真左の
上から下に伸びている太い丸太は、牛曳き梁(うしびきばり)
横方向に伸びている一番太い材は、側繋(かわつなぎ)
その他のやや細めの材は貫(ぬき)
といいます。
京町家にはたくさんの名称があるようで、
私自身、必死に覚えながらの現場でした。

これらの材はもちろん構造的な意味も少しありますが、
ない京町家もあります。
なくても構造は成り立つもので、
どちらかというと
昔の大工さんが腕を振るって魅せる作品のようなものだそうです。

改修ではこの立派な小屋組みを残し、
1階と2階をつなぐ部分としました。

改修前の土壁の雰囲気も良い雰囲気でしたが、
薄暗い印象があったので、
壁と天井を白色にし、光の反射率を高め、
明るい火袋となりました。

出来るだけ、この火袋の形状を崩さないよう、
潜り抜けるように掛けた階段については
また後日ご紹介させていただきます。


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