M邸京町家改修工事」カテゴリーアーカイブ

M邸京町家改修工事/竣工写真撮影

M邸京町家改修工事
前日カメラマンによる竣工写真の撮影でした。

中のインテリアは奥さまによるもの。
家具のセレクトや小物などとてもセンスがよくまとめられていて
こちらもうきうきしながら撮影を見守ります。




夕景
格子から漏れる光が綺麗で
工事中も帰り際、いつも見とれていました。

前回の投稿からいきなり完成まで飛んでしまいましたが、
写真もそろいましたので、次回から時間をさかのぼりながら
before afterでわかりやすくご紹介できればと思います。


カテゴリー: M邸京町家改修工事 | コメントする

M邸京町家改修工事/内部造作

M邸京町家改修工事

内部の造作の様子。
1階は主に既存の形をできるだけ残しましたが、
2階は洋室(こども部屋)と寝室。
大壁にし、できるだけ使いやすさを優先させた計画です。

寝室

洋室

洋室の窓際には…

これから大きくなるおこさまの為に
うんていをつけました。
できるだけお部屋に馴染むように
木製のもので製作。

大変よろこんでいただけました(^^)


カテゴリー: M邸京町家改修工事 | コメントする

M邸京町家改修工事/桔木(はねぎ)

M邸京町家改修工事

2階小屋組の両サイドに
斜めに入る下に垂れた桔木(はねぎ)が見られました。

これは長く突き出る屋根の庇の重みを
てこの原理で支える為の材だそうで、
寺院等の構造に使われたものだそうです。


画像:清水建設HPより

桔木(はねぎ)の先には穴が開いており、
ここに石などをぶら下げて天秤をはかるようです。
昔の大工さんの知恵はすごい…

桔木(はねぎ)を切ってしまうと
屋根の重みを支えきれなくなってしまう可能性があるため、
残したまま、その分天井を下げて
施工させていただくことになりました。

天井を下げるということには抵抗がありましたが、
そのことに対してご理解いただきましたお施主様には
大変感謝です。


カテゴリー: M邸京町家改修工事 | コメントする

準棟纂冪(じゅんとうさんぺき)

M邸京町家改修工事

火袋(ひぶくろ)部分には
立派な木組みが残っていました。
このような京町家の通り庭上部の木組み全体を
準棟纂冪(じゅんとうさんぺき)といって
それぞれの部材にも名称がついています。

写真左の
上から下に伸びている太い丸太は、牛曳き梁(うしびきばり)
横方向に伸びている一番太い材は、側繋(かわつなぎ)
その他のやや細めの材は貫(ぬき)
といいます。
京町家にはたくさんの名称があるようで、
私自身、必死に覚えながらの現場でした。

これらの材はもちろん構造的な意味も少しありますが、
ない京町家もあります。
なくても構造は成り立つもので、
どちらかというと
昔の大工さんが腕を振るって魅せる作品のようなものだそうです。

改修ではこの立派な小屋組みを残し、
1階と2階をつなぐ部分としました。

改修前の土壁の雰囲気も良い雰囲気でしたが、
薄暗い印象があったので、
壁と天井を白色にし、光の反射率を高め、
明るい火袋となりました。

出来るだけ、この火袋の形状を崩さないよう、
潜り抜けるように掛けた階段については
また後日ご紹介させていただきます。


カテゴリー: M邸京町家改修工事 | コメントする

M邸改修工事/おくどさん、火袋

M邸改修工事
おくどさん、火袋部分です。
20180518_180522_0022
解体前、水廻りとして床が貼られていたところを解体しました。
20180605_180605_0014
建てられた当時にあったおくどさん(台所)や、井戸、
土間の跡が出てきました。
こちらは一旦全てガスの配管、電気の配線を撤去。
S__4431874
その後、土間を打ち、新たな配管を仕込み、
新たなキッチンになる予定です。
3世代のキッチンの移り変わり。
その時代の生活スタイルで形は
かわっていくのだなあと、とても感慨深いです。


カテゴリー: M邸京町家改修工事 | コメントする

M邸京町家改修工事/スケルトン

M邸京町家改修工事
1階の貼られていた化粧材がとれ、
骨組みが見えました。
横に通っている材は大引(おおびき)。
約2間の材が半間ピッチで綺麗に平行に並んでいます。
材の長さをそろえ、
材にかかる力を平等に分散させた構造は
シンプルで合理的だなあと、感じます。
20180605_180605_0013
20180605_180605_0006
とはいえ、100年以上たっている建物は
少しずつ大黒柱に引っ張られる形で傾いています。

今回は大引きは全てかけ替え、不陸を調整し直していきます。


カテゴリー: M邸京町家改修工事 | コメントする

M邸京町家改修計画/現場にて

現場にて 大工さんと納まりの打ち合わせ
詳細図を元に、
現場での実際の納まりの相談と確認をします。
20180720 #1_180720_0017 紙面上の図面では縮小したサイズで書くのですが、
現場では実寸大で書いて確認をします。
現場では板が紙のかわりです。


カテゴリー: M邸京町家改修工事 | コメントする

M邸京町家改修工事/屋根工事

京町家の通り土間を抜けた先には
平屋の水廻りがあることが一般的です。
本来の形は外である縁を通っていくような形状に
なっていたと思われますが、
生活の変化により、水廻り部分の改修がされておりました。
20180518_180522_0016
その改修によって屋根や庇がつぎ足され、
継ぎはぎの様になっていました。
それに加えて
お店をされていた時の名残で
裏動線としての階段が
この部分に残っておりました。
急な階段であまり実用的でないことから
今回思い切って階段部分は減築をし、
継ぎはぎになった屋根をひとつの屋根に
かけ替えることにしました。
20180628_180702_0006
裏の部分は軒の高さも少し上がり、
風通しも良くなりました。
梅雨に入る前に何とか
合板、ルーフィングまではりおえました。
屋根工事はお天気に大きく左右されるので、どきどきです。
仕上げは耐久性と軽さを優先させ、
ガルバリウム鋼板の予定です。


カテゴリー: M邸京町家改修工事, 未分類 | コメントする

M邸京町家改修工事/解体

M邸京町家改修工事
2階着工前~解体後です。
1
2
3
4
天井をめくると
立派なごろんぼ梁が出てきました。
棟木(一番高い位置の材)の下に掛かっている短手方向の梁に
上棟時の文字が残っておりました。
上棟
明治参拾八年拾月五日
(施主名)

明治38年10月5日上棟日
当時の施主の名前が書かれておりました。
上棟日がわかり、
築113年の京町家ということがわかりました。
解体工事は建物の歴史を見ることができ、
時間を忘れて見入ってしまうほど興味深い。。
永く建つ建物から学ぶことは本当に多いと感じます。


カテゴリー: M邸京町家改修工事 | コメントする

M邸京町家改修工事/着工

M邸京町家改修工事
中京区の京町家の改修工事に
関わらせていただくことになりました。
先代から受け継いだ子世代の住まいとして
今の生活環境に合わせた改修計画です。
道に面した手前の棟、奥の棟の
二つの棟からなる表屋造り(おもてやづくり)
手前にみせの間、奥の母屋は一列三室
(和室が3室続いている間取り)、
その2つを玄関間がつなぐ非常に立派な京町家です。
着工前(母屋、玄関間から和室をみる)
1 (2)
解体途中
2 (2)
3 (2)
仕上げをはがした後も力強さを感じる構造材。
圧巻です。


カテゴリー: M邸京町家改修工事 | コメントする