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昭和2年に計画された、
京都市北区上堀川の新興住宅地「SW HOUSE」。
現在の、ニュータウンにも似た手法の公営住宅として、
当時の市民に分譲された。
伝統町家に、大正デモクラシーの
自由な雰囲気を取り入れた昭和初期の大衆文化。
洋風の生活に対する憧れが広まるとともに、
住宅においても、モダンで合理的な住まいのあり方が
胎動する時代でもあった。
神奈川県海老名市にお住まいのクライアント一家が、
この度京都のご実家に戻られることを契機として、
「SW HOUSE」の全面改修が行われるに至った。
4人家族とお母様が住まわれることとなる、
この「SW HOUSE」は、
俗に言う3世帯同居であることの計画が要求され、
それぞれの趣味・志向を高次元で帰結させる必要が
随所に生じるプロジェクトであった。
前述の洋風的要素を取り入れた、昭和モダンの面影は、
改修前において見る影もなく、
荒廃した殺伐とした風景が広がるばかりであった。
和と洋の異なる要素を、木肌がもつ温もりでまとめあげ、
レトロといった概念をキーワードに
個々のニーズを充足していくといった手法で、
改修プランは練り上げられた。
結果、異なる要素は、全体でバランス良く調和され、
各世代間ににおける、
意識のずれも良い形で収束を図る結果となった。
すなわち、やすらぎ・癒し・ぬくもりといった、
すべての人々におけるコンフォータブルな条件を
全面に押し出したことが奏功したものであると考えるのである。
| 建築場所 |
京都市北区紫竹 |
| 構造・階数 |
木造2階建 |
| 用途 |
専用住宅 |
| 敷地面積 |
-- |
| 施工面積 |
150.79㎡ (45.61坪) |
| 竣工年 |
平成22年 (2010年) |
| 建物工事費(税別) |
1023万円 (22.4万円/坪) |
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