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北白川 YU邸 新築工事

 
白い外壁に木格子でアクセントを付けたファサード ■白い外壁に木格子でアクセントを付けたファサード
京都・北白川の閑静な住宅街の一角にある、37坪の敷地。
間口3間・奥行12.5間という、京都独特の「うなぎの寝床」と呼ばれる奥に細長い敷地から、計画は始まった。

南面に接道し南北に細長いというこの計画地の南側には、児童公園があり、公園の木々や児童の遊ぶ姿が目にとまる。また、敷地東側は専用通路となっているものの、将来においてはその環境を保ち続けるということは想定しがたい。閑静な住宅街の中の「うなぎの寝床」は周辺の環境や既存の公園に負荷を与えない、共棲住宅であることが求められた。


最初の一言はこうであった。「容積率80%のこの敷地に、イメージ通りの広さがとれますでしょうか。」そういいながら、クライアントは、ハウスメーカーの書いた、参考プランと共に、計画資料を広げた。

第一種住居専用地域に指定されている本計画地は、建ペイ率50%・容積率80%となっている。許容29.6坪の中に40坪のボリュームをいかに計画するか。この命題に対する、一つの応答として地下の一部にその機能を沈め、駐車場上部に居室を持ち上げることにより、42坪というボリュームを実現した。また、各階をスキップフロア形式に配することにより、階段室と廊下の共用化を図り、効率的な室面積の配分を可能にしている。スキップフロアが織りなす独特のリズムは室内構成にリズムを与え、中央部に計画した光庭よりの、各室への採光機能も併せもつこととなる。

南側の公園に対しては、正面に木立がみえるよう、廊下正面に額窓を切り取り、かつ外部視線を遮断するように、見上げの構図を意識した設計として計画している。白を基調とした色彩に、格子を見立て、大きくセットバックしたファサード構成としている、中庭まで視線を通したその外観計画は、街に対しても、開かれた住宅を実現し、周囲の環境に負荷を与えない共棲住宅として、北白川の地にその意義を提案している。(野村)

所在地: 京都市左京区
主要用途: 専用住宅
家族構成: 夫婦+子供2人
設計:
(株)ローバー都市建築事務所 担当 野村正樹 松田正義
構造: 松本一級建築設計事務所 担当 松本隆宏
施工:
(株)大石工務店  担当:坂部 享
構造・構法:
主体構造・構法 混構造(RC造・木造)
基礎 ベタ基礎
規模:
地下1階地上2階
軒高 6.95m 最高高 7.42m
敷地面積: 123.44 m2
建築面積: 58.12 m2(建蔽率47.09% 許容50%)
延床面積: 94.00 m2(容積率76.16% 許容80%)
施工床面積: 141.02 m2
地下1階: 33.25 m2
1 階: 40.53 m2
2 階: 53.95 m2
工程:
設計期間/ 2005年10月〜2006年03 月
工事期間/ 2006年04月〜2006年08月
敷地条件:
第一種低層住居専用地域 法22条地域
道路幅員 市道 南側6.0m
外部仕上げ:
屋根/ ガルバリウム 鋼板
外壁/ 金属サイディング・吹付けタイル・木製格子
開口 部/アルミ製建具
内部仕上げ:
寝室・トイレ1・廊下1(地下1階)
子供室1、2・トイレ2・家事室・洗面脱衣・廊下2,3
(2階):
 
床/ CFシート t=1.8
壁/ ビニールクロス
天井/ ビニールクロス
和室(地下1階):
 
床/ たたみ t=55.0
壁/ ビニールクロス
天井/ ビニールクロス
LDK・玄関(1 階):
 
床/ バーチフローリング t=10.5
壁/ ビニールクロス
天井/ ビニールクロス
クローゼット(共通):
 
床/ ラワンベニヤ t=4.0
壁/ ラワンベニヤ t=4.0
天井/ ラワンベニヤ t=4.0
階段室(共通):
 
床/ タモ積層材 t=40.0
壁/ ビニールクロス
天井/ ビニールクロス
設備システム:
空調 冷暖房方式/ ヒートポンプ式エアコン
給排水 給水方式/ 直結給水
排水方式/ 公共下水道放流
給湯 給湯方式/ ヒートポンプ式給湯器
主な使用機器:
衛生機器/ アメージュV・・・INAX
厨房機器/ キッチン・・・ TOTO
照明/ ENDO・MAXRAY・DAIKO・ODELIC
建築金物/ KAWAJUN

屋根面に緩いカーブをかける事で柔らかな印象を持たせている
■屋根面に緩いカーブをかける事で
柔らかな印象を持たせている

奥まで見通せるアプローチ
■奥まで見通せるアプローチ

奥まで一直線に視線が抜ける玄関
■奥まで一直線に視線が抜ける玄関

ガーデンに面した3層の階段は、フレームを鉄骨で組み、薄く仕上る事で軽快さを出
■ガーデンに面した3層の階段は、
フレームを鉄骨で組み、
薄く仕上る事で軽快さを出している

階段室上部
■階段室上部

家の中の状況を把握しておく為に、家族の出入が分かる中庭に面した位置にキッチンを設けている
■家の中の状況を把握しておく為に、
家族の出入が分かる中庭に面した位置に
キッチンを設けている

リビング上部は子供室になっており、吹抜に面して大きな開口を設け、リビングと子供室を直接繋いでいる
■リビング上部は子供室になっており、
吹抜に面して大きな開口を設け、
リビングと子供室を直接繋いでいる

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