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木屋町 川床のある家

改修工事
所在地: 京都市下京区
設計期間: 2004.08〜2004.09
工事期間: 2004.10
改装面積: 39.11u
仕上げ:  
【内部】 天井: ビニルクロス貼
一部既存梁型あらわし
  内壁: ビニルクロス貼
  床: コルクタイル貼・既存フローリング
総工費: 約350万円


計画敷地は、京都市内の鴨川沿いに立地している。路地奥という悪条件にも関わらず、鴨川に面して開かれている為、比較的良好な環境が得られる。又、古くからの裏長屋であり、間口が狭く表から裏にかけての奥行きが長い、「うなぎの寝床」と呼ばれる空間構成となっている。唯一自然光を取り入れる事が出来る鴨川に面した裏庭は、鬱蒼としたツタで覆われており、十分な効果を発揮していなかった。その為、昼でも部屋の中は薄暗く、人工照明による採光が不可欠であった。

 そこで、これらのコンテクストを踏まえた上で、「鴨川への眺望」「明るい空間」を実現すべく計画を行った。
 まず自然光を居室に取り入れる為に、階段横の収納部屋の床を撤去し、トップライトを設けた。更に、入射した光を拡散させるため、内壁を薄ベージュ色としている。これにより、直射日光・拡散反射光による自然採光により、「明るい空間」を具現している。
 次に、鴨川を建物に取り込む為に、裏のツタやベランダを撤去し、デッキを設けテラスとした。裏へ通じる建具やテラス手摺を開口率の高いものとする事で、鴨川への眺望を確保している。又、このテラスを設ける事により、内部と外部の境界は曖昧なものとなり、鴨川の風景を私的な庭のように借景する事を意図している。
 また、既存建具の再利用や既存梁をあらわしとするなど、新旧を混在させる事で、家の記憶は継承されていく。


【改修前】 各画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます
 


【改修後】 各画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます
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