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石山 「至誠庵」

改修工事
所在地: 滋賀県大津市
設計期間: 2004.02〜2004.05
工事期間: 2004.06〜2004.07
改装面積: 35.22u
仕上げ:  
【外部】 屋根: 一文字瓦葺・既存板壁補修
  外壁: 焼杉板貼り及びリシン吹付
【内部】 天井: ビニルクロス貼
  内壁: ビニルクロス貼及びタイル貼
  床: 土間コンクリート金ゴテ仕上
総工費: 約500万円


計画建物は、滋賀県の石山寺参道に立地する店舗である。
計画敷地内には「三鈷の松」と呼ばれている、弘法大師ゆかりの松があり、この「三鈷の松」を活かす事が、当計画の最大の焦点となった。
石山寺への参拝者は、計画建物南側の駐車場から「三鈷の松」を経由して、石山寺へ向かう動線をとる。その為、これらの人々をいかに店舗内部まで誘導するかがポイントとなった。
「三鈷の松」の枝は、計画建物を覆いかぶさる勢いで、外壁にまで達していた。本来、このような枝は邪魔者扱いされ、剪定される運命にある。しかし、当計画においては、その選択をせずに、逆に利用することを考えた。この「三鈷の松」は建物の北側から中心に向かって枝を伸ばしており、まるで人々を迎え入れるかのように、ちょうど庇の高さぐらいまでその雄大な枝を下ろしてきている。そこで、計画建物のアプローチをこの枝の下に設け、エントランスの庇と一体となるように計画した。
さらに、観光客や参拝者といった一見さんを迎え入れやすくする為、エントランスの扉は開口率の高いガラス張りとした。こうする事で、店舗内部の雰囲気を窺い知る事が出来、より入りやすい店舗となることを意図している。
立看板は「三鈷の松」の柵と同じ、縦格子とする事で一体感を表している。さらに、建物から離して設置した際に、敷地境界を暗に示すアイテムとなりうる。
外部の色彩は、外壁・柵・看板を暗褐色とし、全体的な調和を図り、「三鈷の松」を取り込むよう意図している。


【改修前】 各画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます


【改修後】 各画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます
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