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毎日新聞 2014年10月24日号

ローバー都市建築事務所代表の野村正樹が執筆するコラム「きょうと空間創生術」の紹介です。

毎日新聞 2014年10月24日号
 

きょうと空間創生術 [193]

知的感動導く明快な配置

毎日新聞 2014年10月24日号 今月17日、京都市南区と向日市にまたがるキリンビール京都工場跡地の一角に 約7万7000平方メートルの店舗面積を持つ商業施設「イオンモール京都桂川」がグランドオー プンした。府内最大規模の商業施設となる「イオンモール京都桂川」には、総合物販店「イオン」やシネマコンプレックスをはじめ、約220もの専門店が入居し、「イオン町家入ル気分上ル」をメインコンセプトに、大規模な商業空間が展開されている。

 写真は、内装設計を担当したモール棟1階部分にある「大垣書店&Cafe」。約2500平方メートルのフロア内には約30万冊の書籍と160席のカフェを中心に、文具や雑貨、CDやDVDまで幅広く商品が取りそろえられている。近年、広がりを見せつつある書籍店の新形態「Book&Cafe」形式の店舗としては府内最大級を誇る文化情報発信空間として計画されている。

 平安京の大路・小路をモチーフにしながら、中央に象徴的なメイン通路を計画。それに接続するようにサブ通路を効率的に配置し、明快なレイアウトを心がけた。大規模な書籍売場にあっても目的の書籍を探しやすくするために、その動線は単純なものとし、サイン計画にも工夫が凝らされている。また、デザインの 随所に格子や和紙の要素を取り入れることによって、古都・京都にふさわしい落ち着いたインテリアデザインとしての計画を行っている。

 一歩店内へ足を踏み入れると、知的欲求が刺激され、新しい感動や発見に出会える場所となっている。新しく「つむぎの街」として生まれ変わる京都桂川。今秋誕生した「知的感動空間」へ、是非一度足を運んでみてはいかがだろうか?

 
(株)ローバー都市建築事務所


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