日本経済新聞 2007年03月24日号



伝統の「京町家」介護施設に改装

「京都の社会福祉法人」

 社会福祉法人カトリック京都司教区カリタス会は二十三日、築九十年以上の京町家を小規模で多機能型の居宅介護施設に改装した「松原のぞみの郷」(京都市下京区)を公開した。階段の傾斜を緩やかにしたほか、敷居などの段差を取り除き、随所に手すりを取り付けるなど高齢者に配慮した。四月から訪問,宿泊などの受け入れを始める予定だ。

  二〇〇六年に改制された介護保険法・老人福祉法を受け,大規模な集団施設型ケアへの反省を踏まえて設けた。「地域密着」「家庭的な雰囲気」をキーワードに、「鉄筋コンクリートのビルではなく、懐かしい家庭的な雰囲気で和んでもらえるよう工夫した」(改装を手がけたローバー都市建築事務所の野村正樹社長)。改装費は三千六百万円。

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