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nina's(ニナーズ) 2007年 WINTERNo.5


【 nina's(ニナーズ) 】 2007年 WINTER

古いものと新しいもの MIX感がステキな町家リノベーション


「こだわりマイホーム、建てちゃいました。」のコーナーに掲載されました!

リビング
天井が高くて気持ちのいいリビング。壁は、壁紙を貼りたい映子さんと、暖色系にしたい靖吉さんの2人の希望を取ってこういう形に。花柄がアクセントになってキュート!

 

京都の観光名所「哲学の道」を、ちょっと脇に入ったところに完成した花房さん夫婦のおうち。

外観は、情緒あふれる京都の町家を生かしつつ、中はガラッと変わってポップ&キュート!もともと京都で、雑貨屋さんを経営していた2人は、店を併設できることと、3匹の犬と一緒に住めることを条件に、家を建てられる場所をずっと探していたそう。予算面も考慮してたどりついたのが、2軒の町家をつなげた形の、この場所だった。

もともと町家文化や古いものが好きだった花房さん夫婦。路地奥であることと、再建築不可物件だったので、最初出ていたよりも大幅に値段が下がっているのを見て購入を決意。最終的には交渉して半額近くになったそう。しかし…、

「リフォームどころじゃないくらいボロボロだったんです!
多少古くても、自分たちで手をかければなんとか住めるかな、と思って見にきたら、予想以上のひどさで…。家の真ん中には竹が生えてましたしね(笑)」そこで、町家リノベーションに強い設計事務所を探し、『ローバー都市建築事務所』にいきついた。

「こだわりや希望よりなにより、最初は、このボロ家でどこまでできるかを教えてもらうことから始りました。平屋だったので、2階建てにはできないということでロフトにしたり、

まず設計士さんに提案してもらってから詰めていきました。あとは、とにかく予算がなかったので、自分たちができるところは自分たちでやってコストダウン。

現場の大工さんって、そういうのを嫌がる方もいるみたいなんですが、私たちの家を作ってくれた大工さんはとても協力的で、いろいろアドバイスもくれたりしましたね」ペンキ塗りや壁紙貼り、外壁の塗装も自分たちで。もちろん初心者なので、試行錯誤を重ねながらようやく完成した居住部分。

「最初のボロ家を見ているぶん、よくここまで新築みたいにしていただけたな、って感動!
自分たちでやったところは、よく見るとムラがあったり、やっぱりへたくそなんですけど、補修もまた自分たちでやればいいかなって。苦労なんて、すぐ忘れちゃいます(笑)」

次は隣の、店舗部分の改修作業だが、居住部分に予算を使い果たしてしまったので、そちらはなんと、全部自分たちでやるそう!店舗の方は、古さを生かした内装にする予定。家作り能力をアップさせたお2人が、どんな雑貨屋さんをオープンさせるのか、今からとても楽しみだ。

   
   
     
  1 ロフト
ロフト部分は、寝室として使う予定。
壁のペンキは、少し高いけど、自然素材&色が
キレイな『ポーターズペイント』という、
オーストラリアのペンキを取り寄せて使用した

5 ベランダ
ロフトからベランダへ出た景色。この先は哲学の道。
春になれば、哲学の道に咲き乱れる桜を眺めながら、
ベランダでお花見ができる贅沢なロケーション!
 
     
  2 キッチン
最初はステンレス希望だったキッチンは、
予算の都合で木の集成材に。
「でも、出来上がったらとても素敵で、むしろ良かった!」
と映子さん。ダイニングテーブルを兼ねているので
洗い物も楽ちん

 

6 エントランス外から
町家の新旧が一目瞭然のエントランス。
左手が今回紹介する完成した住居部分、
右手がこれから改修予定の店舗部分。
ここが、ちょっとした中庭のようなところも
気に入っているそう。
 
     
  3 エントランス
店舗部分と住居部分の間のスペースには、
古いミシン台を利用して作ったテーブルを置いて
作業スペースにする予定。
天板もこれから塗るそう
7 店舗玄関
こちらは、店舗部分の玄関。
古き良き日本を感じさせる情緒あふれる趣。
この先を進むとすぐに哲学の道に突き当たり、
雑貨屋さんとしてもなかなかの好立地。
 
     
  4 玄関のライト
自分たちのお店で買ったライト。
花房さん夫婦のお店は、
ちょっぴりレトロな雑貨やファイアーキング、
アンティークなどを扱うかわいいショップ。
ネットショップもあり。http://www.mahatagiya.com
     
     

■DATA

家族構成: 2人家族(夫30才、妻30才)+ワンコ3匹
敷地面積: 144.47 m2
延床面積: 56.44 m2
設計・施工: 株式会社ローバー都市建築事務所
建築費: 710万円(リフォーム分のみ)