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2012/11/23(Fri) 11:40:22

岡崎にぎわい創生論

 平安神宮や美術館・博物館等をはじめとして、さまざまな文化交流施設が集積し、京都を代表する文化・交流ゾーンである「京都・岡崎」。年間延べ500万人以上の人々が訪れるこの岡崎地域において、現在、中核施設のひとつである京都会館の再整備計画が進められている。3年後の平成27年8月の完成を目指して、現在第一ホールの解体工事が行われている。今回の再整備計画によると、第一ホールについては新しく建て替えを行い、第二ホールならびに会議棟については防火・耐震改修等をおこない、あたらしくリニューアルする計画となっている。

 新築される第一ホールは府内唯一の2000席の座席数を継承しながら、舞台規模を大幅に拡充し、舞台奥行き18.2メートル、舞台内高さ27メートルの多様な演目の公演が可能なホールへと生まれ変わる。建物高さは30.81メートルとなり地上6階建ての文化芸術都市・京都を代表する新しい「文化の殿堂」が誕生する。また、第二ホールについては客席を939席から715席へと減らし、ゆったりとしたホールに再整備される予定である。

 さらに、会議棟=写真=と中庭については、岡崎地域の活性化の中核となる新たなにぎわいを創出する施設の導入が予定されている。現在、この会議棟や中庭等を、どのように活用すれば、多くの市民や観光客、ホールの利用者が楽しく過ごすことのできる新たな憩いの場として再生することができるかの検討がなされている。新しく生まれ変わる京都会館。そのにぎわいの創生に岡崎の未来がかかっているといってもいいのではないだろうか。

(毎日新聞京都版 きょうと空間創生術147)

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2012/11/23(Fri) 11:40:22 | コラム | Trackbacks(0) | Comments(1)
2012/11/09(Fri) 11:33:22

LEDで彩る、秋の延暦寺

 今秋、天台宗の総本山・比叡山延暦寺では、11月25(日)まで「秋の夜間特別拝観」が開催されている。延暦7(788)年、伝教大師最澄上人による開創以来、比叡山の美しい自然環境のなかで1200年以上もの長きにわたり、歴史と伝統を現在に伝え続けている。鎌倉時代以降においては、法然上人や親鸞聖人、日蓮聖人をはじめとする、多くの日本仏教各宗の祖師方を育み、日本仏教の母山として古来より人々の信仰をあつめている。平成6(1994)年には、ユネスコの世界文化遺産にも登録され、世界的にもその価値が評価されている。

 先日、そんな比叡山延暦寺の「夜間特別拝観」に訪れる機会に恵まれた。比叡山の山上から東麓(とうろく)にかけた広大な境内には、本尊である薬師如来を祭る国宝・総本堂「根本中堂」をはじめ、大講堂=写真=や鐘楼など、数多くの堂塔が点在している。延暦寺の境内は大きく分けて、東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)の三つの地域に分けられており、今回、東塔地区一帯においてライトアップによる夜間特別拝観が行われている。

 消費電力を抑え、環境にも優しいLED(発光ダイオード)照明によるライトアップで紅葉シーズンを迎えた境内が色鮮やかに演出されている。通常の白色光に加え、青色光や赤色光を巧みに照射しながら、紅葉していく木々とともに、密教寺院にふさわしく幻想的な雰囲気が醸し出されてる。「根本中堂」においては、内部の拝観をすることもでき、創建以来、1200年以上、延々と灯(とも)り続ける不滅の法灯とともに、本尊の薬師如来像も公開されている。秋の夜長の延暦寺。比叡の山中にありながら、歴史ロマンを肌で感じることのできたひとときであった。

京都の文化を五感で感じる


2012/11/09(Fri) 11:33:22 | コラム | Trackbacks(0) | Comments(1)

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野村 正樹

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