CompanyRe-SpaceStyle-LifeStyle StoreWorksPublishedContact UsClient's commentQ&A
2009/10/23(Fri) 18:45:35

「滋野井と蛤御門の変」

P1260813-1.jpg

















京都府庁前にあり、現在旧滋野中学校のある地域一帯は、平安初期に滋野貞主という公卿が住んでいた邸宅の跡地である。その邸宅は120m(40丈)四方にもおよび、東西は西洞院と油小路、南北は椹木町と下立売までわたる約4300坪の広大な邸宅であったといわれている。邸内には、王朝の頃より「京洛七名水」に数えられてきた「滋野井」があり、以来、昭和50年代までは、約1200年間悠久の時を超えて、豊かな水をたたえてきた。
そして、その「滋野井」を現在もなお大切に受け継いでいるのが、西洞院椹木町にある、生麩の老舗「麩嘉」である(写真)。麩作りは、良質な井戸水を多量に必要とする家業でもあり、現在の井戸は「滋野井」を更に40m掘り下げて地下60mの水脈より取水を行っているということである。
築145年、間口7間の立派な京町家は、千本格子の居住部分(写真右側)と麩屋格子と正面玄関からなる工場エリア(写真左側)がうまく融合した職住一体の空間構成。上部にみえる、煙抜きのための越屋根からは薪を焚きながら、麩作りを行っていた当時の姿を伺い知ることができる。
既にご存じの方も多いと思うが、御所西地域は俗に言う蛤御門の変(禁門の変)の激戦地であり、江戸時代末期の元治元年(1863)長州軍と新撰組をはじめとする幕府軍が交戦し辺り一帯は焼け野原となった地域である。変後、「麩嘉」はすぐに再建されることになるのであるが、麩屋格子の土台部分には、戦火で焼けた御影石が礎石として今も大切に使用されている。


2009/10/23(Fri) 18:45:35 | コラム | Trackbacks(0) | Comments(37)
2009/10/20(Tue) 10:26:48

「西安から兵馬俑へ」

P1270551-1.jpg

















P1270633-1.jpg西安は、古くは「長安」と呼ばれ、中国古代の諸王朝の都となった人口830万人の歴史都市。古都・京都も、もともと唐の都「長安」をモデルにして都市計画がなされています。碁盤の目状の道路、南北を貫く大通り、北の政庁の位置、河川の配置といった特徴はまさに平安京の都市計画に大きな影響を与えています。
市内は、まさに中国3000年の歴史を肌で感じる、古代ロマン溢れる建物ばかり。 金色のライトアップされた伝統建築はまるでタイムスリップしたようです。

郊外にある「兵馬俑」。秦の始皇帝陵の周辺に埋納された、埴輪の軍隊はまさに圧巻!1974年に井戸を掘っていた農民が、たまたま頭部を発見したのがそもそもの始まり。 約8000体もある武士俑はそれぞれに表情が違うそうです。本当に、中国の偉大さを感じさせられた 「兵馬俑」でした。


2009/10/20(Tue) 10:26:48 | コラム | Trackbacks(0) | Comments(1)
2009/10/19(Mon) 10:22:53

「成都犬熊猫繁殖研究基地」

P1270473-1.jpg

















P1270479-1.jpg

















世界野生動物保護と平和友好のシンボルとして世界各国の人々に親しまれている「パンダ」。現在、世界の野生のパンダの数はわずか1000頭だですが、その中の85%が四川省に生息してるそうです。
そんなパンダの保護と繁殖を目的に1987年に設立された、「成都パンダ繁殖研究基地」。
当初、野外で緊急措置を取った 6 匹のパンダ は、努力の甲斐あって現在 83 匹まで 増えております。かわいい赤ちゃんの写真も撮れました。
なんとか絶滅せずに頑張ってほしいものです。



2009/10/19(Mon) 10:22:53 | コラム | Trackbacks(0) | Comments(36)
2009/10/18(Sun) 10:20:04

「秘境「九寨溝」へ」

P1270330-1.jpg
















空路、成都を経て、世界遺産「九寨溝」へ。標高3200mに位置し。鏡のように反射するエメラルドグリーンの湖面はこの世のものとは思えない美しさ。
もともと、この地にはチベット族の村が9つあったことから、「九寨溝」という名がつけられたそうであり、自然の雄大さを改めて感じると共に、建築のありかたを考えさせられたひとときでした。


2009/10/18(Sun) 10:20:04 | コラム | Trackbacks(0) | Comments(0)
2009/10/16(Fri) 10:15:10

「Shanghai World Financial Center(上海環球金融中心)」

P1270137-1.jpg

P1270185-1.jpg
昨秋、グランドオープンした、世界最高層(101階建/高さ492m)の超高層複合ビルプロジェクト「上海環球金融中心」(Shanghai World Financial Center)へ。
森ビルグループ超話題の超高層ビルディング。森ビルの目指す「垂直の複合都市」。
栓抜きのような形をした巨大なビルディングは壮大で、写真に納まりません!
世界一の高さ(474m)を誇る展望台、最高水準のサービスを提供するパークハイアットホテル、国際会議対応のフォーラム施設、最先端の経済・金融・文化・芸術等を発信するメディアセンターや商業施設などを擁する「グローバルマグネット」。世界中の人々を引きつけ、流れを生み、影響を与える、アジアの象徴は一県の価値ありです。


2009/10/16(Fri) 10:15:10 | コラム | Trackbacks(0) | Comments(18)
2009/10/16(Fri) 10:08:19

「上海万博建設予定地」

P1260965-1.jpg
















上海万博の開催本部屋上より、上海万博開催予定地へ。現在急ピッチで建設が進められている「上海万博」は2010年5月1日から同年10月31日まで、開かれる予定の国際博覧会である。北京オリンピックに続く、大型プロジェクト。東京オリンピックや大阪万博、40年前の日本もこんな感じだったのでしょうね。
左手奥に見える赤い建物が、中国館。日本館は、まゆのような形をした「紫蚕島(かいこじま)」。 関西空港より飛行機で2時間!来年が楽しみな、「上海世博」です。


2009/10/16(Fri) 10:08:19 | コラム | Trackbacks(0) | Comments(37)
2009/10/15(Thu) 10:04:38

「磁浮(リニアモーターカー)」に乗りました!

P1260923-1.jpg
















季節はずれの休日を利用して、中国上海へ。上海万博の開催を来年に控えた、中華人民共和国を代表する人口1858万人の世界都市「上海」。人々は活気に溢れ、その壮大なスケールはまさに圧巻。24時間を通じて、高速道路の建設・地下鉄の建設・高層ビルの建設が行われ発展の勢いを目の当たりにする。
写真は、空港から市内をつなぐ「磁浮(リニアモーターカー)」。最高時速431kmで30kmを7分間でつなぎます。


2009/10/15(Thu) 10:04:38 | コラム | Trackbacks(0) | Comments(1)
2009/10/10(Sat) 18:06:56

いつまでも美しい建築

P1260770-1.jpg

















写真は左京区浄土寺、銀閣寺のすぐ近くにある洋館建築。”とんがりぼうし”が印象的なこの建物は現在、「GOSPEL」という喫茶店として使用されている。以前から、その均整のとれた神戸異人館のようなプロポーションが気になっていた。1982年(昭和57)建造の美しい洋館建築である。
玄関を中央に配した寄棟屋根の主棟に八角形の尖塔をとりあわせて、全体を左右非対称(アンシンメトリー)に設計したその外観は、ビクトリアン王朝の中期にイギリスで生まれた様式である「クイーンアン様式」を強く意識したデザイン。一部使用されている、装飾性を排除した現代的なデザインは、「京都空間創生術61」でも紹介した「国際様式」の手法であり、様式的なデザインにモダンな要素を柔軟に取り込んだ現代的な感覚でまとめられているところは興味深い。玄昌石で鱗模様に葺かれた屋根や、木製窓・焼きすぎレンガが使用された外塀などにも素材へのこだわりを感じることができる。
さらに、隅々までクラシカルなディテールでまとめられた上品な室内には、本物の無垢材が使用された”なら”のフローリングの上に1920年代の椅子が並べられ、今も大切に使われている大理石製の暖炉がまるで「居間を開放した」ような雰囲気を創出している。本物の素材がもつその美しさは、27年経った現在も色あせることなく、むしろ、輝きを増しているようにすら感じられる。
イチロー選手のあの名言「野球がうまくなりたいのなら、いい道具を持って、グラブを磨け。」を、私たちの建築にたとえるならば「豊かな暮らしをしたいのなら、いい素材を使って、その手入れを怠らない。」ということになるのであろうか。いつまでも、美しい建築とはそういう存在なのではないだろうか。


2009/10/10(Sat) 18:06:56 | コラム | Trackbacks(0) | Comments(10)

トップページ

プロフィール

image
野村 正樹

バックナンバー

最近の投稿

Link

Search